まるでドライヤーからの温風のような風が吹いて、蒸し暑く、不快指数の高い一日となりました。
日中の室内温度は32℃まで上昇し、めまいがしそうなので、我慢できずにエアコンのスイッチを入れました。
さて、今日の日経新聞文化欄に、愛媛県出身の直木賞作家・黒川博行さんが、
「ワクチン接種とお勉強」というタイトルの随想を寄稿されていました。
そこには、次のようなことが書かれていました。
『このコロナ禍、わたしは日々、庭の金魚とメダカとスズメとキジバトに餌をやり、
仕事部屋のグッピーとサワガニの世話をし、オカメインコのマキと歌をうたい、
よめはんとふたり麻雀(マージャン)をし、買い物のお供をし、ネットサーフィンをし、
その合間に原稿を書いていると、あっというまに一日がすぎていく。
もともと、極度の出無精なので、ストレスはまったくない。
~ (中略) ~
半月ほど前、コロナワクチンの接種で、かかりつけの病院に行ったとき、主治医がいった。
65歳以上の老人は抗体価があがりにくいため、ほとんど副反応がない、と。
ちなみに2回の接種を済ませた、わたしと同年輩の主治医の抗体価は3000で、
若い看護師さんたちは10000を超えているため、発熱や嘔吐(おうと)といった副反応があるという。
「もしも黒川さんが接種で発熱したりしたら、よろこぶべきです。体が若いんやから」。
主治医はそういって笑ったが、わたしに副作用はかけらもない。‥‥』
はぃ‥、「金魚とメダカにの餌をやり‥」や「ネットサーフィンをし」、
「あっというまに一日がすぎていく」という記述は、
まるで私と同じような「日常」なので、恐れ多くも筆者に、「親近感」というものを覚えた次第です。
一方で、新型コロナワクチンの記述に関しては、私は「発熱」という「副反応」に襲われました。
ところが、黒川さんの主治医によると、「発熱したら身体が若いということで喜ぶべき」とのこと‥‥。
ということは、65歳の私の身体は、まだまだ「若い」ということなのかな?
素直に喜んでいいのでしょうか‥‥?(苦笑)
そういえば、93歳の父は、全くと言ってもいいほど「副反応」はありませんでした。