今日13日の日経新聞「大学」欄には、
主な大学の入学式におけるトップの言葉が紹介されていました。
このうち、有力大学共通の課題とされるグローバル化対応については、
山極寿一・京都大学学長の発言が次のように紹介されていて、
その内容が特に印象に残りました。
『「相手に応じて自在に話題を展開できる広い教養を
身につけておかねばならない」と語りかけたのは京都大の山極寿一学長。
国際舞台でリーダーシップを発揮するには「世界や日本の歴史にも通じ、
質の高い知識を持ち合わせていなければならない」とも話し、
文系・理系の枠を超えた知識の習得を求めた。
変化のスピードが速い社会にあって「自分の存在を見つめ直し、
悠久の歴史の中に自分を正しく位置づけること」の重要性も説いた。』
う~む、「悠久の歴史の中に自分を正しく位置づけること」というのは、
とてもスケールの大きいお話しですね。
ところで、私が「一浪」の末に大学に入学したのは昭和50年4月で、
同じく「一留」の末に卒業したのは昭和55年3月です。
出身大学のHPで調べると、
私は、入学の時には村井資長総長、卒業の時には清水司総長、
それぞれの式辞を聞いているはずなのですが、
その内容については、誠に申し訳ありませんが、全く記憶にありません。
その当時に、真剣に聞く耳を持っていたなら、
私のその後の人生も、今とは変わった方向に進んでいたのかもしれません。
ただ、今になって確実に言えるのは、
いくら素晴らしい大学トップの言葉を聞いたとしても、
それを心に留めて実行に移すのは、
あくまで学生一人ひとりの心構え次第ということです。
「後悔先に立たず」……。
大学トップの方は、それぞれ素晴らしい言葉を述べられていますので、
新入生の方は、私のように悔いが残らないよう、勉学に励んでくださいね。
大学生活は、あっという間に過ぎ去ってしまいます…よ。