しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コンサートを聴いて

ビデオに録画していたNHK・BSプレミアムの

『2016さだまさしコンサートat東京国際フォーラム』を観ました。

 

番組を観ての感想はというと、

さださんの軽妙でユーモア溢れる話術にいつも感心してしまいます。

また、さださんの最近の歌はよく知らなくて大変恐縮なのですが、

精霊流し」、「主人公」、そして「風に立つライオン」といった

私の好きな曲を聴くことができました。

 

それぞれの曲で私の好きな歌詞は次の箇所です。

まず、「精霊流し」は、

(^^♪ 約束通りに あなたの嫌いな 涙は見せずに 過ごしましょう

   そして黙って 舟のあとを ついていきましょう

次に、「主人公」は、

(^^♪ あなたは 教えてくれた 小さな物語でも

   自分の人生の中では 誰もがみな主人公

   時折り思い出の中で あなたは支えてください

   私の人生の中では 自分が主人公だと

最後に、「風に立つライオン」は、

(^^♪ 空を切り裂いて落下する滝のように

   僕はよどみない生命をいきたい

   キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空

   僕は風に向かって立つ ライオンでありたい

 

ちなみに、さださんは「主人公」について、

さだまさし~時のほとりで』(新潮文庫)』で、次のように述べられています。

『自分が主人公であるという考え方は、

 とかく「利己」を感じさせる危険な言い廻しですが、

 生きてゆく強さをふるいたたせる為に必要な起爆剤だと思って下さい。

 自分の人生はドラマであると信じることが、

 時として自分の不幸を救うこともあるのです。』 

 

この考え方は、さださんの歌を貫く、一つの信念のような気がします。

そして、もう一つ「ちなみに」ですが、

私の大好きなさださんの曲の一つに『歳時記(ダイアリィ)』という曲があります。

その歌詞の中には、次のようなフレーズが…。

(^^♪ 無事だった朝 涙ぐんで すてきな水色に君は笑った

   そんなちひろの子供の絵のような 君の笑顔がとても好きだった

 

「ちひろの子供の絵」というのは、

もちろん「いわさきちひろ」さんの絵のことで、こちらの絵も私は大好きです。

この絵のような女の子に育ってほしくて、

私は自分の娘に「千尋(ちひろ)」と名付けました。

(本当はひらがなの「ちひろ」にしたかったのですが、

私の亡き母が字数が悪いというので、漢字の「千尋」にした次第です。)

 

その娘も一児の母親として、仕事と子育てに日々奮闘しています。

時折見せるやさしい笑顔は、父親の願いどおりになってくれたと思っています。