しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

飛行機の窓側の席

昨日の続きです……。

 

飛行機が怖くて苦手な私は、最近はほとんど通路側の席を選択します。

昨日の那覇発松山行き飛行機も、「11C」という窓側の席でした。

ANA特製スープを飲んでウトウトしていると、

機長から、「今、鹿児島上空を順調に飛行中で、これからは雲も切れて、

眼下の景色も奇麗に見えるでしょう」とのアナウンスがあったので、

空席となっていた「11A」の窓側の席に移動することにしました。

 

すると、しばらくすると、左前方彼方に阿蘇山が見えてきました。

雲が切れて遮るものが何もなく、噴火口から白い煙が

悠然と噴き出しているのがハッキリと見えて、実に素晴らしい眺めでした。

飛行機に乗ると、このような感激を味わえることもあるのですね……。

 

そういえば、飛行機から見た景色で、過去に二度感激したことを思い出しました。

一度目は、大学生の時、羽田発松山行きの飛行機から見た富士山です。

富士山が日本一の山であることを、このときほど実感したことはありません。

二度目は、出張帰りの羽田発松山行きの最終便名から見た神戸の夜景です。

こちらも、この世のものとは思えないような美しい景色でした。

 

フーテンの寅さんの名セリフに、

『生まれてきてよかったなって思うこと、何べんかあるじゃない。

 そのために人間生きてんじゃねえのかな…。』というものがありましたが、

人間、何とか生きていると、こういう「機会」というか「チャンス」が、

不思議なことに何度か訪れてきます。

 

たまには飛行機の窓側の席に座るのもいいものです…。