今日30日は、二つの記事に目が留まりました。
その一つは、社長が辞任を決めた電通に関連して
コラムの最後には、次のように書かれていました。
違法な長時間労働の責任を取って社長が辞任を決めた。
おとといの記者会見では反省を込めて「人の時間は無限ではない」との言葉が出た。
そんな当たり前のことを確認しなくてすむ企業社会を願う。
仕事納めを終え、年末年始の休みの方も多かろう。
この1年、心のゆとりを削って働いてこなかったか。振り返る時間も持ちたい。』
地方自治体を定年退職し、民間企業に再就職した私にとって、
「この1年」は厳しい1年となりました。
長時間労働ではないにしても、現役時代に比べて仕事量が増え、
逆に休日や休暇が著しく減ったことは、老体には厳しい勤務環境でした。
そういう意味では、「心のゆとり」をなくした1年となりました。
そして、もう一つは、経済とSMAPとの関係について、
『景気はねのけたSMAPの30年』という記事で、次のような記述がありました。
『SMAPが解散しても、豊かな個性を持つメンバーの活躍は続くだろう。
だが、経済を明るくするのは国民全体が熱狂できる存在だ。
エンターテインメントやスポーツにはその力がある。
SMAPの次を担う、国民的スターが続々と出てきてほしい。
そして決して経済的に明るくはなかったこの30年近くを
テレビの中から照らし続けてくれたSMAPに感謝したい。』
この1年、心のゆとりがなかった私にとって励みとなったのは、
懐かしいエンターテイメントの音楽を聴くことであり、
オリンピックなどスポーツ選手の活躍をテレビ観戦することでした。
SMAPに限らず、国民全体が支持するエンターテイメントやスポーツには、
経済を明るくするだけでなく、人の心を明るくする力があります。