今日は、残暑厳しい一日となりました。
地元ケーブルテレビのイベントチャンネルで観賞しましたが、
その暑さを忘れてしまうほどの熱戦でした。
東京の開成高校と愛知の幸田高校の対戦で、
決勝戦の兼題は「心」でした。(漱石の小説「こゝろ」から採ったもの)
なんと開成高校は、20回のうち10回も優勝したことになります。
その決勝戦で、私が強く印象に残ったのは、
幸田高校の「夏季補修 この心情を 答えなさい」という俳句でした。
(うろ覚えなので、間違っていらゴメンナサイ……)
開成高校の俳句は、毎年のことながら、とても洗練されていて、
ディベートにも説得力があり、「高校生離れ」したセンスに脱帽しますが、
幸田高校のこの俳句に、久々に「高校生らしさ」を見たような気がします。
ちょっと的が外れて、不謹慎な感想かもしれませんが、
私はこの俳句から、高石ともやさんの名曲「受験生ブルース」に出てくる
次のような歌詞を連想しました。
♬ 大事な青春むだにして 紙切れ一枚に身をたくす
まるで河原の枯れすすき こんな受験生に誰がした
なぜ、この歌詞が思い浮かんだのか…?
説明しようとしても、「心情」をうまく説明することができません。(トホホ)
そのほかにも、素晴らしい俳句が盛りだくさんでした。
(ちなみに、個人最優秀句は、開成高校・岩田さんの
「旅いつも 雲に抜かれて 大花野」という、「雄大な」俳句でした。)
今年も全国の高校生の皆さんに、
「元気」と「清々しさ」をもらったような気がします。