しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「方位磁石」を磨く

よく晴れて、今日も穏やかな一日となりました。そして今日も、ラグビーの話題です。


関東大学ラグビー対抗戦グループの「早大」対「帝京大」の試合をテレビで観戦しました。

試合の結果、早大は28対45で帝京大に敗れました。

帝京大との実力の差は、まだまだあるように感じましたが、

それでも試合後半には、早大らしいスピードのある連続攻撃から、

鮮やかなトライを挙げるシーンを2度ほど観ることができたので、今日は少しだけ満足しています。


ところで、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、将棋棋士羽生善治さんの

『欠点を直すことに一生懸命にならない』という言葉で、

いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。


『過度に慎重なのは愚図(ぐず)や臆病といわれるが、せっかちな判断を正しもする。

 欠点は多くは「長所の裏返し」。それを無理に矯正すれば「自分のかたちに何か狂いが生じ、

 調子が落ちてしまう」と将棋棋士は言う。

 負けがこんでも「足りない部分が明らかにされている」時と考え、

 自分にしかない「方位磁石」をじっくり磨くほうが大事だと。

 「瞬間を生きる」(撮影・岡村啓嗣〈ひろつぐ〉)から。』


う~む、なるほど‥‥。

『自分にしかない「方位磁石」をじっくり磨くほうが大事』ですか‥‥。

勝負師の羽生さんらしい、深みのあるお言葉ですね‥‥。

将棋もラグビーも、勝負の世界では同じだとは思いますが、

早大は今日の敗戦を反省しつつも、「自分たちの長所」を再確認することによって、

続く早慶戦早明戦には是非勝利してほしいと願っています。