しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

名作は色褪せず

四月の中旬だというのに、今日は凍えるような寒さとなりました。

日中の気温は10℃にも届かないのに、職場の建物は、終日、暖房が入りませんでした。

このご時世、せめて職場では、風邪を引かないためにも、快適な環境で仕事をしたいものです。


さて、今日は、1912年(明治45年)に27歳の若さで亡くなった

詩人・石川啄木の命日、「啄木忌」です。

・東海の 小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

・頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しめしし 人を忘れず

・たはむれに 母を背負ひてそのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず

・こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なむと思ふ

・はたらけど はたらけど猶なほわが生活 楽にならざり ぢっと手を見る

・友がみな われよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来きて 妻としたしむ

・ふるさとの 山に向ひて言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな


名作は、時が経っても、決して色褪せることはありません‥‥。