しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

この時期に「お花見」?

昨日までの雨がすっかり上がった今日は、雲一つない青空が広がりました。


散歩に行った松前公園は、雨で汚れが落ちた木々の、瑞々しい新緑が美しかったです。

つい先日まで満開だった桜の木々も、もうすっかり新緑に覆われていました。

ところが、よく見てみると、上の方に桜の花が、季節にあらがうかのように残っています。

まさか、この時期に「お花見」ができるとは思いませんでした。(アンビリーバボー)


さて、今日の日経電子版「吉野家に「マーケティング」は要らない」は、面白い記事でした。

そこには、次のようなことが書かれていました。

『‥‥吉野家を知る大人の大半は、幾多のピンチからはい上がってきた吉野家の物語と並走してきた。

 創業者を除く歴代の社長がアルバイトから逆境を乗り越え、

 上り詰めた苦労人的なところも物語には欠かせない。

 吉野家愛はどんぶり勘定ではないが、数学的なマーケティング手法とは縁遠く、

 主観的で情緒的な感覚にあふれていると思う。

 あの橙(だいだい)色の明るく、温かみのある看板を見ると

 いろいろなことが思い出される読者も多いのではないだろうか。

 そんな物語に大衆はひかれ、吉牛ファンが形成された。

 例えば牛肉を盛り付ける「おたま」の穴の数は、47の瞳と呼ばれる。

 この47カ所の穴が牛肉とタレを絶妙に絡ませてうまさを引き出す。

 おいしさを演出するため、大きさによって異なるどんぶりのデザインもそうだ。

 「うまい、やすい、はやい」という3つの標語は、求められる時代によって順番が変わるなど、

 単品なのに奥が深く、うんちくがいくつもある。

 つまり、消費者は知らないうちに吉野家と「対話」して、個人的な共感と投影を繰り返しながら、

 吉野家との強固な絆を築いていく。

 これは、顧客心理をくみ取って商品やサービスを手にしてもらう最近話題の

 ナラティブ(語り)マーケティングに近い。

 そんなはやりのマーケティングを、

 吉野家は以前から空気を吸うように自然な感覚で実践し続けてきた。‥‥』


う~む、なるほど‥‥。

牛肉を盛り付ける「おたま」の穴の数は、「47の瞳」と呼ばれているのですね‥‥。

今度、お店に行ったら、それとなく観察してみようっと‥‥。

かくいう私は、学生時代も、そして今現在も、吉牛ファンの一人であります。