しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

小寒の日の雑感

今日1月6日からは、二十四節気の「小寒」です。


『寒さが小さい、という意味で、この日から本格的な冬の寒さがやってくるとされています。

 小寒から、次の大寒が終わる2月3日までを「寒の内(寒中)」といい、

 寒の内がはじまる1月6日は「寒の入り」にあたります。』

今日の日経新聞の全面広告には、こんな「小寒」の解説が載っていました。


寒さが苦手な私にとって、この「寒の内(寒中)」が、一年中で一番辛い季節なのかもしれません。

そして、この辛い季節になると思い出す曲の一つが、チューリップの「サボテンの花」‥‥。

♬ この長い冬が 終わるまでに 何かをみつけて 生きよう

  何かを信じて 生きてゆこう この冬が終わるまで


この曲を最初に聴いたのは1975年。京都での辛い浪人生活が終わろうとしていた時期でした。

以来、43年間‥‥。

このフレーズを聴いて、そして口遊み、挫けそうな自分を励ましてきました。

長く自分を支えてくれた曲の一つです‥‥。 

下山に楽しみを見つける

全国高校ラグビー大会の準決勝、「東福岡」対「桐蔭学園」の試合をテレビで観戦しました。

試合は48対36で桐蔭学園が勝利。

でも、その内容は、どちらが勝ってもおかしくない、ハイレベルの試合でした。

プレーでは、東福岡の強力なドライビングモールが、強く印象に残っています。

今日プレーした両校選手の何人かが、早稲田大学ラグビー部に入ってくれたら、

私としてはとっても嬉しいのだけど‥‥。

今度は、エンジと黒のジャージでプレーする姿を、楽しみに待っています。


さて、話は変わりますが、今日5日の日経新聞「文化欄」に、

作家・五木寛之さんへのインタビュー記事が掲載されていました。

「平成とはどんな時代だったのか。そして、この後にどんな変化が訪れ、

我々はどう生きてゆけばいいのだろうか。」について尋ねたもので、

次のような含蓄に富んだお言葉がありました。


Q ポスト平成の大きな問題は。

A 人生100年時代といわれ、希望があるようにいう人もいるが、

 全体としてみたら、必ずしも明るい時代ではない。

 50歳以上の世代が世の中にあふれてくるのだから。若者と高齢者の間の緊張感は募るだろう。

 だからいつまでも成長の時代、登山の意識だけでは、いられない。

 いかに上手に下山をするのか。どのように下山に楽しみを見つけるかが大切だ。


Q そのためには、何が必要か。

A 人口が減る50歳以下の世代は大変だ。

 高齢者は、身の回りのことは、できるだけ自分でやり、自分で養生をすることが大切。

 自分としては、過去に執着するつもりはない。

 むしろ、新たに起こるだろう激動を見てみたいという好奇心が強い。

 米国の覇権はこの後どうなるのか、資本主義は、どう変容するのか。

 その新たな変化へ、老いたる胸をときめかしている。


う~む、なるほど‥‥。「下山に楽しみを見つける」ですか‥‥。

自分について言えば、気力と体力が日々「下山」していくなかで、

人生に楽しみを見つけることは、とっても難しいことのように思います。

でも、86歳の五木さんが、過去に執着せず、未来に好奇心を持たれているので、

63歳の私も、もう少し頑張って、世の中の新たな変化を、この目で見届けたいと思います。

元号の由来などを学ぶ

今日は仕事始めの日‥。今朝は寝床から起きるのがとても辛かったです。

また、年末年始で誰もいなかった事務所の建物は、すっかり冷え切っていて、

半端なく寒かったです。ただ、明日は土曜日なので、また仕事はお休み。正直、ほっとしています。


さて、昨日3日に産経新聞「正論」に掲載された

笹川陽平日本財団会長の『中国古典にとらわれず新元号を』というタイトルの論評が、

元号」というものを理解するうえで大変勉強になりました。


まず、元号は、歴史的に中国の漢籍に典拠を有する二文字熟語が使われてきたとのことで、

飛鳥時代の「大化」に始まり、現在の「平成」は247番目になるそうです。

ちなみに、明治から平成までの元号について、次のような解説がありました。


・「明治」は「易経」の「聖人南面して天下を聴き、『明』に嚮(むか)ひて『治』む」が由来。

 「聖人が北極星のように顔を南に向けて政治を聴けば、

 天下は明るい方向に向かって治まる」の意味。

・「大正」はやはり「易経」の「『大』いに亨(とほ)りて以(もっ)て『正』しきは、

 天の道なり」が由来。意味は「天が民の言葉を嘉納し、まつりごと(政治)が正しく行われる」。

・「昭和」は四書五経の一つ「書経尭典」の

 「百姓(ひゃくせい)『昭』明にして萬邦(ばんぽう)を協『和』す」が由来。

・「平成」は「史記」五帝本紀の「内『平』外『成』」(内平らかに外成る)と

 「書経」大禹謨(たいうぼ)の「地『平』天『成』」(地平らかに天成る)が由来。

 国の内外、天地とも平和が達成される、の意味。


笹川会長によると、これらの元号の条件は、

「国民の理想としてふさわしい意味を持つ」「漢字二文字」「書きやすい」

「読みやすい」など6項目で、それ以上の縛りはなく、中国の古典に典拠を求める規定もない

とのことでした。


そこで、笹川会長は、「新元号は中国の古典からの引用をやめ、

わが国独自の自由な発想で定めてほしく思う。それが新しい時代の元号の在り方であり、

国民の親しみにもつながる。」と述べられていました。


というのも、日本には優れた造語の歴史があり、

特に明治以降は約1千語もの和製漢語が中国に導入され現在も広く使用されているとのことで、

たとえば、中国共産党が使う「共産党、階級、組織、幹部、思想、資本、労働、企業、経営、利益」

なども、すべて明治時代につくられた和製漢語とされているそうです。


う~む、なるほど‥‥。日本人は造語に関しては卓越した才能があるのですね‥‥。

そうであるならば、笹川会長のご指摘のとおり、

元号は中国の古典から引用する必要はないのかもしれないと、私も思うようになりました。

ただそうはいっても、既知の政党名を連想するような安易な造語では

格式や品性に欠けるおそれがあるのではないかと心配したりします。

日本には、古事記日本書紀万葉集といった古典が存在するので、

これらの古典から引用するのが望ましいのかもしれません。


元号の予想をしてみたいけれど、残念ながら、私にはその才能がまったくありません。(トホホ)

ちょっと心配です‥‥。

お天気に恵まれた今年のお正月三が日も、終わりを迎えようとしています。


昨日は二日酔いに苦しみながらも、全国大学ラグビー選手権大会の準決勝を、

そして今日は、全国高校ラグビー大会の準々決勝をテレビで堪能しました。

早稲田は残念ながら明治に惜敗したけれど、1月12日の決勝戦は、その明治を応援したいと思います。


さて、これまでの年賀状を整理していると、

大学時代に下宿が一緒だった先輩から、3年前に頂いた年賀状の、次の文章に目が留まりました。

『元気ですか? 定年はまだかな? あまり定年に期待するなよ。』

はぃ‥、私も定年退職してからもうすぐ3年‥‥。今は、先輩の言われている意味が、よ~く理解できます。


さぁ~、明日は仕事始めの日です。

いつものように午前5時に起きれるかしら? ちょっと心配です‥‥。

嬉しいニュースで二日酔い

昨日はよく晴れて、穏やかな元旦となりました。

下の3枚の写真は、我が家の2階から見た平成31年の初日の出です。

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午前中には、恒例行事である氏神さんと菩提寺に、孫娘と一緒に初詣に行ってきました。

孫娘は、ご住職の奥さんから本堂で甘酒をいただき、帰りにはお寺の鐘をついて、得意満面でした。

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午後からは、弟の家族5人が年賀にやって来ました。

二人の甥っ子の奥さんが、二人そろって「おめでた」という嬉しいニュースを持参して‥‥。

お兄ちゃんの奥さんは今年6月、弟の奥さんは今年8月が出産予定日とのことで、

我が家の今年のお盆と来年のお正月は、さらに賑やかなお盆とお正月になりそうです。

それまで、父をはじめ、皆が健康でこの一年を過ごせるよう、祈りたいと思います。


この嬉しいニュースに接した私は、そのあと調子に乗って、ついつい飲み過ぎてしまいました。

気がつくと、パジャマに着替えもせずにそのまま布団で明け方まで寝ていて、

弟家族がいつ帰ったのかも分からないという有様です。

そのため、今日は強烈な二日酔い‥‥。

今、この時間になって、ようやくこの日記が書けるまで回復した次第です。


前後、後先になりましたが、皆さん、新年おめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。