しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

日本のソフトパワー

今日(11日)の読売オンライン「国際面」の記事は、
『「世界に良い影響」日本トップ…BBC読売調査』でした。

その概要は、記事によると次のとおりです。
『英BBC放送が読売新聞社などと22か国で共同実施した世論調査によると、
 日本が「世界に良い影響を与えている」という評価は58%で、
 「悪い影響を与えている」は21%だった。
 調査は、国際社会に影響を及ぼす16か国と欧州連合(EU)の評価を聞いたもので、
 「良い影響」は日本が最も高く、ドイツ56%、カナダ53%、英国51%などが続いた。』

こういう記事を読むと、日本人の一人として、とても嬉しくなります。
やはり、「クール・ジャパン」と呼ばれる
日本が誇るゲーム・漫画・アニメや長い歴史を持つ伝統文化など、
いわゆるソフトパワーが世界各国から支持を受けている結果ではないでしょうか。
さらには、発展途上国に対するODA(政府開発援助)も国際的な影響力があると思います。

「情けは人のためならず」といいますが、
こうした日本の軍事力に頼らない地道なソウトパワー戦略があったからこそ、
東日本大震災において世界各国から温かい支援を受けることができたのだと思います。

では、世界に「悪い影響」を与えている上位の国とは一体どういった国なのでしょうか。
その答は、同じく記事によると、
イラン55%、パキスタン51%、北朝鮮イスラエル各50%などの順だそうです。
実は日本も、中国と韓国からみると、
「悪い影響」が「良い影響」を上回っているみたいです。

尖閣諸島竹島など、領土問題については断固として譲れないし、
かといって「近くて遠い国」になっては国益を損ねるし‥‥。

国際社会で日本が生きていくのは、
身近な社会で私たちが生きていくのと同様、様々な困難を伴うものですよね。