しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

雨が降らない日々

今月5日は、二十四節気の「芒種」でした。

「こよみのページ」によると、「芒種」は次のように解説されています。
『稲の穂先のように
 芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という意味であるが、
 現在の種まきは大分早まっている。西日本では梅雨に入る頃。』

「こよみ」どおりに、私の住む松前町では、田植えが始まりました。
たぶん、今日と明日が、そのピークではないでしょうか。

ただ心配なのは、
梅雨入りは平年より早かったのに、それ以降、ほとんど雨が降らないことです。
松前町は地下水(重信川の伏流水)が豊富なので、
平成6年の大渇水の時でさえ、水不足にはなりませんでしたが、
やはり雨が降らないと、なんとなく心配になります。

「幸福論」や「眠られぬ夜のために」で有名な、
スイスの法学者・哲学者のカール・ヒルティの次の言葉が、
理解できるような気がしてきました。

『人生においては最も耐え難いことは、
 世の経験をつんだ多くの人々の言によると、
 悪天候が続くことではなく、雲ひとつない日が続くことである。』

おそらく、ヒルティは、
「物理的な天候」のことだけでなく、
何一つ不自由のない人生も、耐え難いものであることを示唆しているのだと思います。

それにしても、気象庁の梅雨入り宣言が、ちょっと早かったのかもしれませんね。
適度な雨を期待したいと思います。