本格的な梅雨の時季らしく、雨脚の強弱はあったものの、
今日は終日、ほぼ途切れることなく雨が降り続いてたように思います。
なにげなく『雨のことば辞典』(倉嶋厚・原田稔編書:講談社学術文庫)を開いてみると、
「梅雨時(つゆどき)」という「ことば」について、次のような解説がありました。
『梅雨の期間。「梅雨期」とも。
梅雨は、毎年日本から中国にかけておおう一種の雨季である。
六月上旬から約一か月間しとしとと霖雨(りんう)が降りつづく。
鬱陶しいが、貴重な水資源を日本列島にもたらす。』
私の住む街、松前町は、一級河川・重信川の伏流水が豊富なため、
それはまるで町の地下にダムがあるかの如きで、お隣の松山市のように、
これまで渇水で苦労したことがありません。
梅雨時は、洗濯物が乾かず、部屋がジメジメして気分も鬱陶しく、
私は特に、気圧の低い日は、体調もあまりよろしくないのですが、
解説にもあるように、霖雨も貴重な水資源になることを思えば、
少々のことはじっと耐え忍ばなければなりませんよね‥‥。
時には過酷とも思える自然現象とお付き合いするには、忍耐強さや我慢強さが必要で、
それが日本民族の一つの「特性」になっているのかもしれません‥‥。