「緊急地震速報です！」
午後５時前に、庁内放送が流され、カウントダウンが始まりました。
「１０秒前、９、８、７……」
最初は、いつもの訓練かと思っていましたが、
庁内放送とほぼ同時に、携帯電話にも緊急地震速報が入ってきました。
職場は一気に緊張し、皆それぞれ机の下に隠れたり、非常用通路を確認したりしました。
しばらく机の下でじっとしていましたが、何の反応もありません。
テレビをつけてみると、民法放送でも地震のニュースに切り替わっていました。
どうも奈良県を震源とする地震があった様子……。
その後、危機管理の担当課から、
地震は観測されたなかったとの庁内放送があり、やっと安心することができました。
気象庁によると、どうやら今回は誤報だったようで、その原因調査を始めたとか…。
愛媛県は、南海トラフ巨大地震で甚大な被害が想定されているだけに、
「とうとう来るべき時が来たのかな…」と、一瞬、覚悟を決めた次第です。
でも、結果的には誤報でよかったです。
随分ヒアリとしましたが、一方で、今回の誤報には「収穫」もありました。
日頃、緊急地震速報に対する訓練を行っていたので、
職場の皆が、マニュアルどおりに冷静に行動できたことです。
こういうのを、きっと「怪我の功名」と呼ぶのでしょうね……。(苦笑)
