しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

言葉と心の共有

昨日は、職場の忘年会でした。
飲み過ぎたせいか、肩の痛みが悪化しています。

さて、住友生命保険が今月18日、
1年間の世相を反映した創作四字熟語の優秀・入選作品を発表しています。

時事通信社の配信記事は、そのいくつかの作品を次のように報道していました。

『民放ドラマの決めぜりふ「倍返し」を連想させる
 「倍倍繁盛(商売繁盛)」はじめ流行語を絡めた熟語や、
 NTTドコモのiPhone(アイフォーン)販売参入をもじった
 「何処参戦(孟母三遷)」など10作品が優秀作品に選ばれた。
 今年は安倍晋三首相が打ち出した
 経済政策「アベノミクス」の三本の矢を表現した「三矢晋明(山紫水明)」や、
 日銀の異次元金融緩和に関連した「緩金総裁(冠婚葬祭)」など、経済関係の作品が多く登場。
 東京オリンピック開催決定を「見事東選(見事当選)」と表現した作品もあった。
 社会分野では、食品の偽装表示問題を皮肉った「似せ海老(伊勢エビ)」や、
 労働者を酷使する「ブラック企業」を意味する「黒影企業(国営企業)」も選ばれた。』

う〜ん、実にすばらしい。作者のユーモアのセンスに脱帽です。
上記の作品の中で、私のお気に入りは「緩金総裁(冠婚葬祭)」です。
一目見ただけでで、作者の意図が伝わってきます。

また、ここには挙げられていませんが、
20年ぶりの伊勢神宮式年遷宮と、
60年ぶりの出雲大社平成の大遷宮を表現した「移神殿新(以心伝心)」や、
中国のPM2.5のことをもじった「景色朦朧(意識朦朧)」なども、
素晴らしい作品だと思いました。

『元の言葉を多くの人と共有できるのが楽しいですね。
 言葉を共有することは、心を共有することでもあります。』
審査員の俵万智さんは、このようにコメントされていました。

今年は、景気回復を受けて、明るい話題の作品が目立ったそうです。
来年も明るい話題の作品で、多くの方と言葉と心を共有したいものです。