今月13日の読売新聞に、
『子育て社員、上司が後押し〜「イクボス」育成の動き』という記事が掲載されていました。
記事によると、
女性も男性も、子育てしながら働き続けるには、上司の理解がなくては難しいなかで、
子育て中の社員を理解し、活躍を後押しすることができる上司、
「イクボス」が注目されているそうです。
なるほど、「イクボス」ですか…。
「イクメン」は知っていましたが、「イクボス」は知りませんでした。
それはともかく、目を引いたのが、記事中の「イクボス10か条」という表で、
半分以上当てはまれば「イクボス」と書いてありました。
いくつか列挙すると、例えば次のようなものです。
・部下が生活に時間を割くことに理解を示している。
・生活に時間を割く部下を冷遇せず、多様な働き方を認めている。
・育児に関する社内制度や法律を知っており、子どもの病気についても理解がある。
・育休者が出ても業務が滞りなく進むよう、情報共有などの手段を講じている。
・部下が生活に時間を割けるよう、会議や書類の削減、意思決定の迅速化などを進めている。
・自らが、家庭生活や社会貢献活動をして、人生を楽しんでいる。
う〜ん、まいったな…。
この6つの条件を並べてだけで、早くも私は「イクボス」失格…。
特に、「自らが、家庭生活や社会貢献活動をして、人生を楽しんでいる。」は、
耳が痛いお言葉です。
「イクボス」になるためには、まず自らが人生を楽しまなければならないのですね。
今の世の中、
職場の理解を得られず、深夜まで働かざるを得ない父親や
仕事を諦めざるを得ない母親が後を絶たないとか…。
「大切なのは、コミュニケーション。 部下の一人一人を理解することです。」
記事には、某会社のイクボス社長の、こんな言葉も紹介されていました。
この言葉は、なにも「イクボス」に限ったことではなく、
上司にとって、とても大切な心構えのように思いました。