しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

雨水の日の雑感

今日は、二十四節気の「雨水」です。
また、旧暦の正月でもあるこの日は、中国では春節として祝日化されているそうです。
いつものように「こよみのページ」で調べると、次のように解説されていました。

『空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。
 春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。』

この解説を読むだけで、
五官に感じる春が、もうすぐそこにきていることを感じます。
実際、今日は穏やかな晴れの日となり、柔らかな日差しが降り注ぎました。

さて、凡人である私が、雨水の日に考えたことは以上のような雑感でしたが、
今日19日の朝日新聞天声人語」では、
地球温暖化を題材にした、一歩先を見据えたコラムが掲載されていました。

『気になる調査結果がある。
 みずほ情報総研が昨秋、世界の5都市の住民に聞いたところ、
 温暖化の影響への備えを考えている、と回答したのは東京ではわずか30%。
 上海やニューヨークの後塵(こうじん)を拝し、最下位だった。

 きのうは各地に雪やみぞれが降った。
 明けて、きょうは二十四節気の「雨水(うすい)」である。
 氷が解け、雪が雨に変わるころとされる。
 近づく春を予感しつつ、長期的な気候変動の行く末も時には考えたい。』

また、コラムによると、
日本の環境省気象庁が昨年12月に出した予測では、
今のペースで温室効果ガスの排出が増えると、
今世紀末の日本の平均気温は4・4度上がり、
降雪量は全国平均で今の年130センチから57センチも減って、
温暖化で雪が雨に変わってしまうほか、
暑さによる死者数が2倍以上になるとの予測もあるそうです。

う〜ん、まいりました……。
雨水の日に関連して、
長期的な視野で物事を考えることは、私にはできませんでした。

雨水と地球温暖化……。
コラムニストの方の思慮深さに脱帽です。