今日25日の日経新聞「春秋」の次の逸話を読んで、
同じような苦い体験を持つ身として、思わず笑みがこぼれてしまいました。
『デパートでちょっと値の張る品を買い、
かっこよくクレジットカードを差し出したのに冷や汗をかくことになった。
サインではなく、暗証番号の入力を求められたのだ。
たしか、××××だったよな……と押したらエラーである。なら××××か?
ああ、また駄目だ。』
私も、クレジットカードなどの暗証番号を間違えて入力し、
慌てた経験が幾度かあります。
コラムニストと同様に、暗証番号の管理には苦労しています。
公私を合わせれば、暗証番号やパスワードは一体いくつあることやら……。
いちいち覚えきるのは面倒なので、どうしても同じ番号になってしまいます。
また、頭ではとても覚えきれないので手帳にメモしていますが、
その手帳も、いつ紛失するかわからなというリスクを抱えています。
さらに、私にもしものことが起こった場合、
誰がどのようにして後始末してくれるのか、とても心配です。
でも、たぶん、孫娘の時代には、
脱・パスワードの世界が実現して、こんな悩みは解決されていることでしょう…。
さて、話は変わりますが、
今日から、「伊予路に春を呼ぶ」とされる「椿まつり」が始まりました。
「椿さん」の頃が一番寒いといわれ、
その言葉のとおり、今日も一日寒かったのですが、
不思議なことに、この「椿さん」が過ぎると、春が一気にやって来ます。
「賽銭のひびきに落ちる椿かな」
正岡子規が故郷を偲んで詠んだとされるこの俳句は、
「椿さん」として親しまれる「伊予豆比古命神社」に
句碑として残っているはずです。自信ないけど……。