しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

再延期の評価の難しさ

Kちゃん、昨日はコメントありがとうございました。

Kちゃんも、そして私も感じているように、

大多数の国民にとって、消費増税再延期の評価は難しいように思われます。

ちなみに、今日3日の日経新聞には、この件に関し、

100人の社長に緊急アンケートした結果が掲載されていました。

 

結果はどうかというと、

増税再延期を「評価する」経営者が8.8%。

「どちらかといえば評価する」(28.9%)を合わせると4割近い。

・「どちらともいえない」との回答が35.9%。

・「評価しない」(5.3%)と「どちらかといえば評価しない」(21.1%)

 を合わせると26.4%。

 

う~む、なるほど……。

予想どおりというか、経営トップにとっても、再延期の評価は分かれているようです。

Kちゃんと私は、「どちらともいえない」に分類されるのでしょうね…。

 

なお、評価する理由は、「消費の冷え込みを防ぐため」が最も多く、

「世界経済見通しの不透明感が根強い」、

熊本地震が消費や企業マインドを冷え込ませている」、

「企業業績にプラス」と続きます。

一方、評価しない理由は、

93.3%の経営トップが「財政健全化が遅れる」と批判し、

「次世代にツケをまわす」、「社会保障の充実に影響を与える」といった

厳しい見方もあったようです。

 

ところで、再延期の評価は別にして、

今回、心の奥底に「わだかまり」のようなものが残っています。

その正体をよく考えてみると、やはり、安倍首相ご自身が、

これまでのアベノミクスに対する反省や公約違反に対する謝罪というものを

明確に、さらには謙虚に述べられていないことにあるような気がしています。

(だって、「新しい判断」なんて、誰が考えても意味不明です。)

 

この点を軽視、あるいは黙殺していると、来るべき参院選挙で

政権与党は国民から手酷いしっぺ返しを受けそうな予感がします。

(心配しているのは私だけでしょうか?慢心にはくれぐれもご注意を…。)