しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

転ばぬ先の杖

今月20日の日経新聞電子版に掲載された

『サラリーマン~「定年ホームレス」の落とし穴』という記事を

切実な思いで読みました。

 

記事では、シニア層の人材派遣を手掛ける某社長さんのお話として、

『「昔取った杵柄で」という熱い思いが

かえって第2の人生の邪魔になっている』とか、

『昔の仕事を引きずっている人は失敗しがちである』ことを紹介したうえで、

派遣先で「失敗する人」と「成功する人」を次のように分類していました。

 

まず、「失敗する人」は、

 ・プライドが高く謙虚さに欠ける

 ・古巣との比較をしてしまう

 ・過去の地位や人脈にこだわる

 ・役割や職責への理解不足

 ・能力が陳腐化し自信が空回り

 ・健康に問題がある

次に、「成功する人」は、

 ・専門性・実務能力が高い

 ・知識・経験の幅が広い

 ・明るく若々しい

 ・バランス感覚・柔軟性がある

 ・自分の役割や空気が読める

 ・若い経営者とも対話できる

 

う~む……、「失敗する人」は、まるで私のことを指しているみたい……。

さらに、記事では、定年後に居場所がないことを

「定年ホームレス」という言葉で紹介していました。

その「定年ホームレス」はどこにいるのかというと、

図書館」と「裁判所」、そして「公園」だそうで、

お金のかからないこの3か所が“聖地”とのことでした。

 

こちらも、う~む……です。

私も何とか今は再就職していますが、

離職すると直ちに「定年ホームレス」になることはほぼ確実で、

居場所を探すとなると、町立図書館が真っ先に頭に浮かびます。

 

セカンドライフの先輩が身をもって示している教訓は、

「くれぐれも事前の準備を怠るな」とのこと……。

真にもってそのとおりだと思います。

定年退職後の人生には、「転ばぬ先の杖」が大切なのですね。

(気づくのが遅すぎました……)