今月20日の日経新聞電子版に掲載された
『サラリーマン~「定年ホームレス」の落とし穴』という記事を
切実な思いで読みました。
記事では、シニア層の人材派遣を手掛ける某社長さんのお話として、
『「昔取った杵柄で」という熱い思いが
かえって第2の人生の邪魔になっている』とか、
『昔の仕事を引きずっている人は失敗しがちである』ことを紹介したうえで、
派遣先で「失敗する人」と「成功する人」を次のように分類していました。
まず、「失敗する人」は、
・プライドが高く謙虚さに欠ける
・古巣との比較をしてしまう
・過去の地位や人脈にこだわる
・役割や職責への理解不足
・能力が陳腐化し自信が空回り
・健康に問題がある
次に、「成功する人」は、
・専門性・実務能力が高い
・知識・経験の幅が広い
・明るく若々しい
・バランス感覚・柔軟性がある
・自分の役割や空気が読める
・若い経営者とも対話できる
う~む……、「失敗する人」は、まるで私のことを指しているみたい……。
さらに、記事では、定年後に居場所がないことを
「定年ホームレス」という言葉で紹介していました。
その「定年ホームレス」はどこにいるのかというと、
「図書館」と「裁判所」、そして「公園」だそうで、
お金のかからないこの3か所が“聖地”とのことでした。
こちらも、う~む……です。
私も何とか今は再就職していますが、
離職すると直ちに「定年ホームレス」になることはほぼ確実で、
居場所を探すとなると、町立図書館が真っ先に頭に浮かびます。
セカンドライフの先輩が身をもって示している教訓は、
「くれぐれも事前の準備を怠るな」とのこと……。
真にもってそのとおりだと思います。
定年退職後の人生には、「転ばぬ先の杖」が大切なのですね。
(気づくのが遅すぎました……)