今月1日付けの溜池通信「不規則発言」で「かんべえ」さんが、
結婚式における「鉄板スピーチ」を紹介されていました。
それによると、新婚生活は、愛情に溢れているけれど、
あいにく、愛情でやっていけるのは、いいところ5年までで、
以下は、次のような内容でした。
・5年を過ぎた後の結婚は、努力あるのみ
・10年を過ぎた後の結婚は、忍耐あるのみ
・20年を過ぎた後の結婚は、諦めあるのみ
・30年を過ぎた後の結婚は、感謝あるのみ
う~む……、なるほど。けだし、これは名言ですね……。
私は、1983年(昭和58年)の3月に結婚しましたから、
今年で結婚生活が満33年になります。
その間、ご指摘のとおり、「努力」、「忍耐」、「諦め」の境地を通り過ぎて、
妻に面と向かって言ったことはないけれど、無事に定年退職も迎えて、
なんだかんだといいながら、今は「感謝」の境地に達しています。
でも、日本人の平均寿命が延びている現在、
私も妻も思ったより長生きするかもしれません。
だとしたら、40年、50年を過ぎた後の結婚生活は、
いったいどのような言い表し方ができるのでしょう……?
「無我」?「謝罪」?「祈り」?「空気」?「達観」?「超越」?
いろいろ考えても、なかなか適切な表現を思いつくことができません……。