今日1日の日経新聞一面に掲載された
『ヤマト昼指定廃止を検討~正午~14時、人手不足で』
という記事を読んで、少し考えるところがありました。
記事によると、荷物の増加と人手不足で
配達員が昼食休憩を取りにくくなっているため、
正午~午後2時を時間帯指定から除外するなど、
配達員の長時間労働の原因になっている夜の時間帯指定も廃止を含めて、
サービスを見直すとのことでした。
また、ヤマトの宅配便を巡っては、
労働組合がサービスの維持が限界に来ているとして
会社側に荷受けの総量抑制を要求していたことや、
労組は時間帯指定の見直しも求めていることも、その記事に書かれていました。
そういえば、ここ数年は、我が家でも
ネットで買い物をすることが格段に多くなりました。
私は、書籍や小型家電製品などは主にアマゾンで購入していますし、
大きなペットボトルや缶ビール、そして日用品などは、
ネットスーパーを毎週のように利用しています。
また、妻は妻で、化粧品やサプリなどをネットで度々購入しています。
ですから、今は、「ネット通販」と「宅急便」が、
我が家の日常生活にとって、必要不可欠な存在となっているのです。
ところが、記事を読んで、
ヤマト運輸の配達員の方々が、繁忙期には昼休みも取らないで
働いていらっしゃることを知りました。
これは、ほかの宅配会社や日本郵便も同じだと思います。
また、別の日付けの日経新聞の記事では、次のようなことも書かれていました。
『荷物の急増の背景は言うまでもなく、インターネット通販の拡大だ。
消費者向け電子商取引(EC)の市場規模は15年度実績で13兆円を超え、
百貨店の2倍の規模に達した。
個人消費に占める割合が8%と日本の2倍程度の米国並みにまで拡大すれば
ECの市場規模は20兆円を超えるとみられ、
宅配便の個数がさらに増えるのは確実だ。
再配達の負担も重い。現状では荷物の2割程度が
再配達の対象となっているとみられる。
ヤマトHDは再配達になるのを防ごうと、駅などへの宅配ロッカーの整備や
コンビニエンスストア受け取りなどのサービス拡大に動いている。
だが、再配達は無料とあってこうしたサービスは
消費者にはなかなか浸透していない。』
う~む、なるほど……。
ということは、消費者は、その便利さに甘えて、それが当たり前になり、
他者への配慮や思いやりに欠ける社会に、今はなっているのでしょうか…?
私もこれからは、もう少し考えて配達時間の指定をしたいと思います。
いや、それよりもなによりも、宅配便の配達員の方々、
いつも正確・迅速に荷物を届けていただいて、ありがとうございます。