昨日からの雨も上がって、昼前からは良いお天気となりました。
雨上がりの木々の新緑は、いつもよりも色濃く見えます。
さて、新緑といえば、昨日の愛媛新聞一面コラム「地軸」には、次のようなことが書かれていました。
『季節が早足で過ぎている。したたる緑に、咲き誇るツツジ。
まばゆい光差す松山城の堀端で白い日傘の女性とすれ違ったとき、
ふいに5月の色彩の中を歩いている錯覚に陥った。自宅の庭ではハナミズキが薄紅に染まっている。
早すぎる気がして昨年の写真を見たら、2週間ずれていた。
松山地方気象台によると、桜もノダフジも昨年より11日早く咲いたとか。
もう少し春の柔らかな色合いに包まれていたいのに、急ぐ季節に心身が追い付かずどうも落ち着かない。
日本人は、古くから季節の移り変わりを木や花、空の色の変化で感じ取ってきた。
同じ緑でも、もえ出る若葉の萌木(もえぎ)色、
成長を始めたばかりの若竹色‥‥と繊細に見つめて。 ~(以下、略)~ 』
はぃ‥、コラムに書かれているように、我が家の高低二本のヤマモミジも、
「したたる緑」になっていて、「この光景は5月初旬に見る姿ではなかったかしら?」
‥と錯覚してしまいそうです。
このほか、我が家では、ハナミズキやツツジなど、ご覧のような草花が咲いています。






そして、今日は、七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」、
「雨上がりに虹が見え始める頃」とされています。
「春愁」に浸る間もなく、季節が駆け足で過ぎ去っていくようです‥‥。