昨日17日の朝日新聞「社説」には、
「子どもたちへ~火垂るとだるまの教え」と題して、次のようなことが書かれていました。
『改ざん、うそ、女性蔑視、開き直り‥‥。
自らは恥ずべき行いを重ねる一方で、子どもには「道徳」を説き、
ひとつの鋳型にはめようとする。
そんな最近の政治家や官僚の対極を生きた2人が、この春、相次いで鬼籍に入った。
おととい「お別れの会」が開かれたアニメ監督の高畑勲さん(享年82)、
そして絵本作家のかこさとしさん(同92)だ。
心にしみいる作品を、半世紀にわたって子どもたちに届け続け、多くの大人も魅了した。
原点になったのは、両者ともに戦争体験である。 ~ (中略) ~
高畑さんもかこさんも、子どもを一個の独立した人格として認め、向きあった。
人間の弱さや社会の矛盾を隠さず、世の中には様々な考え方があり、
同じ出来事でも別の角度から見ると違って見えることを伝えた。
残された私たちが、2人から学ぶことは、たくさんある。』
この記述のなかでは、子どもに対して、次の二つが大切であることを学びました。
一つは、子どもを一個の独立した人格として認め、向きあうこと。
もう一つは、「同じ出来事でも別の角度から見ると違って見えること」を伝えること。
ところで、話は変わりますが、
昨日の西条秀樹さんに続き、今日は女優の星由里子さんが亡くなられたことを知りました。
星由里子さんと聞いて真っ先に思い出すのは、映画「若大将シリーズ」のヒロイン・澄子役です。
小学生の頃、「若大将シリーズ」を映画館で観て、
世の中には、こんなにも笑顔が素敵な美しい女性がいるのだと、
子ども心ながら、胸がときめいたことを思い出します。
今夜はこれから「YouTube」で、
「エレキの若大将」での「君といつまでも」を聴いてみることにします。
「澄ちゃん」‥‥。あなたが天国に召されても、
あなたは、私と私たち世代の記憶のなかで、いつまでも「憧れのマドンナ」であり続けます。