しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

人が老いるということ

今日の朝日新聞デジタル版「耕論」は、『最期は好きにさせてよ』というタイトルでした。

認知症になる人やひとり暮らしが増える時代に、

 国は医療費を抑えようと「在宅」での医療や介護を推進する。

 望んだ最期、幸せな看取(みと)り。実現できるのか。」という問い掛けに、

いつものように3人の有識者の方が答えられていました。

今日はそれぞれの方に、次のような印象に残るコメントがありました。


・施設を選ぶお年寄りは、子どもに迷惑をかけたくないという理由から。

 親を施設に入れる子どもは自分の「安心のため」。親の幸せのためではありません。

                                (社会学者の上野千鶴子さん)

・介護される人が一番つらいのは、自分のために家族が犠牲になること。

 民間のサービスも活用し、担い手が働き、制度の財源を支える事例を積み重ねるしかありません。

                      (介護者メンタルケア協会代表の橋中今日子さん)

・ピンピンコロリが実現できるのは、せいぜい1割ほどの方たち。

 ほとんどの方は様々な病気とつき合いながら、老いていくのが現実です。

 だれもが「我がこと」として考えないと間に合いません。

                                (内科医の遠矢純一郎さん)


う~む、なるほど‥‥。

さて、父が週一回、デイサービスセンターの通所サービスを利用し始めてから、

もうすぐ2か月が経とうとしています。

父がどんな思いで通っているのか。父のために正しい選択だったのか。

今日の記事を読んで、いろいろと考えるところがありました。

「老いる」ということは、人生における最難関の「過程」なのですね‥‥。


追記

徳島の日帰り出張は、思った以上に身体へのダメージが大きいものがありました。

この土日で、気力・体力の回復に努めたいと思います。