しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

家と土地の行く末を考える

北上する台風22号の影響でしょうか、今日は朝から小雨が降りったり止んだりしています。

今月は土日に雨が降って、なかなか布団を干したり、シーツを洗ったりするチャンスがありません。


さて、増田寛也総務相ら民間有識者でつくる「所有者不明土地問題研究会」が一昨日の26日、

所有者の分からない土地が2040年に

全国で約720万ヘクタールに達するとの独自試算を公表した件に関連して、

今日の日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました。


少子高齢化で相続する人がいなくなったり、登記をしないまま放っておかれたり。

 事情は様々あるのだろうが、街づくりや防災の妨げになることは想像にかたくない。

 なにより、古くからあった住宅地で所有者不明の土地がじわじわと広がっていくさまは、

 バブル期に地上げが街をむしばんでいった景色に似てやるせない。

 先日近所を歩いた際にも、住宅地の一角に古びた空き家を見つけた。

 かつては住んでいた人たちの笑い声が聞こえていたにちがいない。

 保育施設などとして活用できれば、この土地もまた輝きを取り戻すはずだ。

 所有者の同意がなければ私有地には指一本触れられないという土地神話の方も、

 考え直すべき時期にきている。』


この「空き家」といえば、我が家のお隣も、数年前から空き家になっています。

高齢のおばさんがお一人で住まわれていましたが、知らない間に転居されていました。

県外に住む子供さんのところに行かれたのか、介護施設に入所されたのか、

我が家には全く連絡がありませんでした。


連絡が取れないということは、所有者不明土地と同じようなもので、

我が家にとっても困った状態になっています。

というのも、かつては立派だった庭木が、剪定されることなく伸び放題になっていて、

その庭木が塀を乗り越えて我が家の敷地に覆いかぶさってきているのです。

下の写真3枚がその様子で、ビワの木は高く伸び、松の木は枯れ、

庭の地面が見えないほど雑草が繁殖しています。

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う~む、困ったな‥‥。

コラムに書かれているように、「所有者不明土地」に限らず、

家主が所在不明となった「空き家」を、なんとか活用する方法はないものでしょうか?


追 記

よくよく考えると、我が家も娘一人と孫娘一人。

父や私たち夫婦がいなくなったら、我が家も同じような運命を辿るのが確実です。

決して他人ごとではありません‥‥。