しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「思い出せない」もどかしさ

今日、ネットで「NHK NEWS WEB」を読んでいて、

「トイレットペーパー 誤情報でも購入 “予言の自己成就”現象?」というタイトルの、

次のような配信記事に目が留まりました。


『‥‥こうした状況について、吉川教授(社会心理学が専門の慶應義塾大学の吉川肇子教授のこと)

 「トイレットペーパーが今後、品切れになる」という誤ったうわさを受け取った人が、

 実際に店に買い物に行ってどんどんトイレットペーパーが売れていく状況を見て、

 不安に駆られ購入しているとみられる、と分析しています。

 そのうえで吉川教授は、こうした状況を社会心理学における

 “予言の自己成就”という現象の一種だと考えられると説明しています。

 “予言の自己成就”は、社会心理学では「根拠のない見立てや考えが新しい行動を呼び起こし、

 その行動が結果として当初の誤った考えをリアルなものとすること」とされているということです。

 さらに、今もマスクの品切れ状態が解消されていないことが

 「今買わないとマスクと同じように出遅れるのでは」という

 心理状態になる一因になっているとも分析しています。』


“予言の自己成就”という言葉は、どこかで読んだか、どこかで見たことがあり、

とにかく初めて聞いた言葉でないことだけは確かなのですが、それを思い出すことができません。

う~む‥‥。なんだかとても「もどかしい」思いがします。(トホホ‥)


それはともかくとして、先ほどの吉川教授は、

「消費者側の対応としてはニュースや公的機関、それにインターネットなどで

複数の情報にアクセスしたうえで判断してほしい」と述べられていました。

マスクやトイレットペーパー等の品切れ問題について、国民の不安を解消するためには、

政府による法的措置や法的規制が、差し迫った課題になっているような気がしてきました。