西城秀樹さんが唄った「ブルースカイ・ブルー」とは、今日のような青空を指すのでしょうか‥‥?
雨上がりの澄み切った青空の下、暖かくて、この時期とは思えない、穏やかな一日となりました。
さて、今日の日経新聞「こころの健康学」で、認知行動療法研修開発センターの大野裕先生が、
「つらい体験の意味を考える」というタイトルで、次のようなことを書かれていました。
『人生をもう一度生き直してみたいかと尋ねられたらどのように答えるかと考えることがある。
私は若いころから不自由な生活を送ってきたと感じることが多いからだ。
先週書いたような現実的な不自由さだけでなく、
中学生から親元を離れて下宿生活を始めたこと、中高時代に落ちこぼれたこと、
大学に何年も入学できなかったこと、米国留学時代に惨めな思いをしたことなど、
精神的な不自由さやつらさを体験してきたと思うからだ。
しかし、人生を生き直したいかと問われたら「もう十分だ」と私は答えたい。
それには2つの意味がある。ひとつは、つらい体験をもう二度と味わいたくないからだ。
しかしそれ以上に、そのつらい体験が必ずしも悪い体験で終わらなかったからだ。‥‥』
はぃ‥、私も「人生を生き直したいか」と問われたら、
大野先生と同じように、「もう十分だ」と答えるのではないかと思います。
ただ、その一方で、できることなら、
「あの日、あの瞬間」に戻りたいと思ったことは何度もあります。
その一つは、高校時代、大好きだった彼女に、
面と向かって「好きです」と、男らしく言えなかったこと。チャンスは確かに二度あったのに‥‥。
振り返れば、まさにそれは、「カイロス」(決断すべき決定的な瞬間、時機)の世界でした。