しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

来し方を懐かしむ

日中はよく晴れて穏やかな天気となりました。

さて、今日は、デイサービスに行く父を見送った後、

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」を観に行ってきました。


映画の冒頭に桑田さんが歌う、主題歌「男はつらいよ」もよかったけれど、

映画の最後に渥美さんが歌う、主題歌「男はつらいよ」を聴いていると、涙がボロボロ出てきました。

♬ 奮闘努力の甲斐もなく 今日も涙の 今日も涙の陽が落ちる 陽が落ちる


もちろん、肝心の映画の内容もよかったです。

久し振りに拝見した後藤久美子さんは、相変わらずの美人さんだったし、

浅丘ルリ子さん、吉永小百合さんをはじめ、

懐かしい歴代マドンナをいっぺんに観られるという、幸せな時間を過ごすことができました。


それにしても、なぜ最後に涙が止まらなくなったのかしら‥‥?

それはおそらく、寅さんや映画の登場人物を通して、

自分の来し方を懐かしく振り返ることができたからだと思います。

辛いことや悲しいこと、いろいろな出来事があったけれど、

今振り返れば、良き時代を生きてきたと、つくづく感じます。


なお、映画のなかで寅さんは、「困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ。

どっからでも飛んできてやるから。」と、甥っ子の満男に言っていました。

これも名セリフで、もう二度と会えないけれど、心の中で生き続ける人を持てることも、

幸せな人生だと思いました‥‥。