ここ数日、朝日新聞一面コラム「折々のことば」に関しての日記が続いています。
昨日の「折々のことば」は、作家・司馬遼太郎さんの
「人間というのは、男女とも、たのもしくない人格にみりょくを感じないのである。」という言葉で、
鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『作家が小学6年生に向けて書いた「二十一世紀に生きる君たちへ」から。
自分がより大きなものによって生かされていることを知ってほしい、
他人の痛みを感じ「いたわる」人になってほしいとの、願いがこもる。
「たのもし」は「頼りになる」こと。
私の言い方だと「逃げない」「体を張ってくれる」ということ。
「こんなときあいつがいたらなあ」と言ってもらえる人になりたいな。』
はぃ‥、確かにおっしゃるとおりだと思います。
人から頼られる人間になれることは、なかなか簡単にできることではないけれど、
逆に、「こんなときあの人がいたらなあ」と思う人が、一人でも二人でも思い浮かぶのであれば、
その人が生きてきた人生は、幸せだったのではないかと感じた次第です。
そう‥、それは例えば、最近観た映画「男はつらいよ お帰り寅さん」でいうと、
甥・満男にとっての、伯父「フーテンの寅さん」のような存在なのでしょうね、きっと‥‥。