今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、作家・梨木香歩の「担任」の先生の
「ああ、あの子はああいう子なんです」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『作家は小学生のころ、毎日図書館で本を借り、寝床で読み、続きを休み時間に読み、
授業中も教師の目を盗んで読んだ。試験の日も答案をさっさと書き上げ、本に戻った。
その日視察にやってきたらしき人が耳打ちすると、担任は晴れやかにこう返したという。
人に信頼され「丸ごと受け入れられている」感覚が心地よかったと。
昨日と同じ随想集「やがて満ちてくる光の」から。』
う~む、なるほど‥‥。
「個性を認める」とか「個性を生かす」教育はどのようなものか、
とても考えさせらるコラムでした。