日経平均株価は昨日15日に、30年6カ月ぶりに3万円台を回復し、
今日16日も大幅に続伸しました。
そして、今日の日経新聞デジタル版には、日経QUICKニュース社(NQN)が
市場関係者に緊急アンケート調査を実施した結果が掲載されていました。
その結果はというと、現状の株価水準を「バブル」または「ややバブル」とみる人が
半数強に達した一方、「妥当」との回答も多く、2つの見方がほぼ拮抗したとのことでした。
また、2021年の高値は3万円から3万4000円との予想が多かったそうです。
う~む‥‥。(沈思黙考) どうしてこのような時期に株高になるのかしら‥?
マーケットに素人の私から見ると、
コロナ禍で航空運輸業やサービス産業など、主要産業で厳しい経営環境が続くなか、
今回の株高は、実体経済からかけ離れた「バブル」の様相を呈しているとしか思えません。
なお、先ほどの調査では、市場関係者に今後の日本株のリスク要因を
1人3つまで選択してもらったところ、
最多の回答は「米国の株式相場の急落」で、回答者の4分の3が選んだとのことでした。
コロナ禍でIT関連株に資金が集中した状況が続くなか、
米株式市場から投資家のマネーが流出すると日本にも負の影響が及ぶとみられているようです。
そのほかには、「米国の金利上昇」、「新型コロナ問題の深刻化」、「米中対立の深まり」が
リスク要因として挙げられていました。
海外の社会経済情勢が日本株のリスク要因になるなんて、その繋がりの構図が、
今一つ、私には理解できないところがあるのですが、
これが「グローバル資本主義社会」というものの「本質」なのでしょうね、きっと‥‥。