今日で7月も終わり、明日から8月が始まります。
今日も厳しい暑さとなりましたが、この暑さはしばらく続きそうです。我慢、我慢ですよね‥。
さて、朝日新聞デジタル版の無料会員である私は、月5本まで会員記事を読むことができます。
最後の1本は、7月28日の一面コラム「折々のことば」を選ぶことにしました。
それは、フランスの批評家、ロラン・バルトの「嫉妬するわたしは四度苦しむ。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『嫉妬している人は、自分が排除されたことに苦しみ、
自分が嫉妬という攻撃的な感情に囚(とら)われていることに苦しみ、
その感情が愛する人を傷つけることに苦しみ、
そして自分がそういう凡庸な感情に負ける「並みの人間」であることに苦しむ。
いずれの局面でも自分を外せない。人であるとは難儀なことだ。
フランスの批評家の「恋愛のディスクール・断章」(三好郁朗訳)から。』
人であるとは難儀なこと‥‥。はぃ‥、まことにごもっともなお言葉だと思います。
ちなみに、「嫉妬」に関しては、
フランスのモラリスト文学者、ラ・ロシュフコーの、次のような箴言もあります。
「嫉妬の心には、愛よりもさらに多くの自己愛がある。」