しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

でもなんでだろう

昨日、町立図書館に行って、7月31日(日)から8月6日(土)までの、

朝日新聞一面コラム「折々のことば」をまとめ読みした際、ほかの紙面もパラパラめくっていたところ、

夏の甲子園」が開幕した8月6日の紙面に、「バーチャル高校野球」の全面広告を見つけました。

そこには、次のような素敵な詩が掲載されていて、メモ帳に書き写して帰りました。

この日記にも書き残しておこうと思います。


『夏の空の下で。

 その選手たちは

 泥にまみれることもいとわない。

 頭から滑り込んでいく。

 たった一度の瞬間にすべてを注いで。

 合理的じゃないかもしれない。

 でもなんでだろう。

 いろいろ効率的になる世の中で。

 器用な言葉がもてはやされる時代に。

 語らないその姿が、こんなに響く。

 私たちはフルスイングしているか?

 自分をごまかしていないか?

 今を薄めていないか?

 真っ直ぐに問いかけてくる。

 今日もまた、日本のどこかで

 だれかの背筋がすこし伸びる。

 だれかの心に火がともる。

 そうして街が熱を帯びはじめる。

 みんなの心の中で、甲子園がはじまる。』


はぃ、19行に「夏の甲子園」の魅力が凝縮されている詩だと思います。

選手の皆さんの懸命なプレーに触れるたびに、私の背筋もすこし伸びているような、そんな気がします‥‥。