今日は町立図書館に行って、5月14日(日)から5月20日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、5月17日(水)と5月19日(金)の「ことば」でした。
まず、5月17日(水)は、井上ひさしさんの
「憲法は国民が時の政府に向かって発する命令です。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『大正期の政治学者・吉野作造をめぐる講演で、彼の「民本主義」の核はここにあると作家は語る。
法律は政府が国民に向けて発する命令。それら法律が、上位にある憲法と違(たが)うところはないか、
国民に代わって判断するのが、戦後にできた最高裁判所の仕事で、その判事を国民が審査すること。
つねにまっすぐこの原点に立ち返って考えること。「この人から受け継ぐもの」から。』
う~む、なるほど‥‥。「つねにまっすぐこの原点に立ち返って考えること」ですか‥。
法学部に在籍していた私が、法律や法学を学ぶ際に、
一番欠けていたものがこの視点と姿勢だったように思います‥‥。