しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

残響のように残る

昨日、NHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト独ソ戦 地獄の戦場」は、

三島由紀夫の言葉(出典「てにをは連想表現辞典」の「戦慄」から)を借りるならば、

「風が木々の葉裏を返すように戦慄が伝わる」内容でした。


特に、番組後半に流れた、初めてベルリンを見たソ連兵の、次のような言葉が強く印象に残りました。

『こんな暮らし(豊かな暮らし)をしていた連中が、なぜロシア侵攻を望んだ?

 なぜ俺たちのところへ攻めてきたんだ?何が欲しかったんだ?』

同じような問いかけを、プーチン大統領に向けている人々も多いのではないでしょうか‥。


ヒトラースターリンという二人の独裁者は、

この戦争で三千万(ドイツ350万人、ソ連2700万人)を超える命を奪った」

伊藤敏恵アナウンサーの淡々とした語り口が、番組終了後も残響のように漂い残りました‥‥。