昨日、NHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト~独ソ戦 地獄の戦場」は、
三島由紀夫の言葉(出典「てにをは連想表現辞典」の「戦慄」から)を借りるならば、
「風が木々の葉裏を返すように戦慄が伝わる」内容でした。
特に、番組後半に流れた、初めてベルリンを見たソ連兵の、次のような言葉が強く印象に残りました。
『こんな暮らし(豊かな暮らし)をしていた連中が、なぜロシア侵攻を望んだ?
なぜ俺たちのところへ攻めてきたんだ?何が欲しかったんだ?』
同じような問いかけを、プーチン大統領に向けている人々も多いのではないでしょうか‥。
この戦争で三千万(ドイツ350万人、ソ連2700万人)を超える命を奪った」
伊藤敏恵アナウンサーの淡々とした語り口が、番組終了後も残響のように漂い残りました‥‥。