中東のイスラエルとパレスチナ自治区ガザにおいて、緊迫した状態が続いています‥。
昨日NHKで再放映された、映像の世紀バタフライエフェクト「砂漠の英雄と百年の悲劇」が、
「秀逸の教材」になっているのではないかと思いました。
この番組のなかでは、砂漠の英雄と言われたトーマス・エドワード・ロレンスが語る、
次の言葉が強く印象に残りました。
『年がたつにつれ、私は自分が演じた役割をますます憎み、軽蔑するようになった。
もしも私がアラブ人に対するイギリスの取り決めをなくすことができたならば、
いろいろな民族が手を取り合う、新しい共和国を作れたのかもしれない。
アラブ人とユダヤ人は強国の圧政に苦しんだ、従兄弟のような存在だ。
アラブ人がユダヤ人を助け、ユダヤ人がアラブ人を助ける未来を、私は願っている。』
古来パレスチナは、アラブ人とユダヤ人が共存して暮らす場所だったそうです。
私が生きている間に、「アラブ人がユダヤ人を助け、ユダヤ人がアラブ人を助ける未来」は、
再び訪れるのでしょうか‥? もうこれ以上、戦禍で子どもたちが泣き叫ぶ映像は見たくありません‥‥。