愛媛新聞で連載が続いている「14歳の君へ~わたしたちの授業」、
今日の教科は国語で、先生は作家の津村記久子さんでした。
この授業の中で津村さん、いや津村先生は、次のようなことを述べられていました。
『国語は全ての勉強の土台です。数学や理科の問題も文章が読めないと解けませんよね。
今日はあなた方に作文のコツを教えます。文章が書けると何がいいか。
自分を知る手がかりになります。昨日の自分が分かり、今日の自分と比べて何を考えていたかが分かります。
読むとなぐさめられたり、すっきりしたりします。
メモでいいから、考えたことを書き残すのは大事。
自分の頭で考えられるようになり、人に意見を聞いて回らなくてよくなります。
SNSは偽りの自分を表現しがちだから、自分だけのメモや日記に書く方がいいです。』
『本や新聞を読むのは知識を得る近道です。知らないことを経験できます。
人の心に興味がある人は小説を読むといい。』
『作文を書けば自分の考えが分かり、他人の言うことを簡単に聞かなくなります。
いやなことがあったら「いやだった」と書く。
すると、おかしいと思ったときに「違う」と言えるようになる。
逃げたり負けたりせず、交渉に勝ち、自分がやりたいことを実現するには
自分の状況を書き残すことが大切です。ぜひやってみてください。』
はぃ、67歳の私にも、大変勉強になるお言葉の数々です。
ところで、小学六年生の孫娘は、国語は得意だけれど、算数は大の苦手みたいです。
「国語は全ての勉強の土台」という言葉に、一縷の望みを託すしかないようです‥‥。(苦笑)