しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

読まれることのなかった言葉

梅雨明けを思わせるような厳しい暑さとなりました。

外が暑そうなので、買い物に行くのを止め、家の中で過ごしましたが、その家の中も低温サウナのようでした。


さて、昨日、NHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト」の

「JFKをつくった3人のケネディ」を視聴しました。

前週の「チャーチルVSヒトラー」も秀逸な内容でしたが、今回はそれを上回る、見応えのある番組でした。


「3人のケネディ」とは、ウォール街の相場師として富を築き、財力でジョンの選挙戦を支えた父ジョセフ、

知性と気品で理想の夫婦像を作り上げた妻ジャクリーン、

汚れ仕事を引き受け参謀となった弟ロバートのことで、家族の強い絆を番組から感じ取った次第です。


そして、番組のなかでは、ポール・サイモンが唄う「サウンド・オブ・サイレンス」(1964年)と、

暗殺されたダラスでケネディが演説予定だった「読まれることのなかった言葉」が、強く印象に残りました。


『不満やいらだちに満ちた世界において、アメリカのリーダーシップは、

 学問と理性の光に導かなければなりません。

 この国に住む我々は、選択というよりも宿命によって、世界の自由の壁を守る万人です。

 したがって自らの権力と責任にふさわしく、知恵と抑制をもって力を行使できるように。

 そして、あらゆる時代において願われてきた

 「地上の平和と人に対する善意」というビジョンを達成できるように、私たちは願っています。』


「銃を持つ民主主義」も、アメリカの「選択というよりも宿命」なのでしょうか‥?

できれば、銃や兵器なしに「地上の平和と人に対する善意」が達成できればいいのですが‥‥。