昨日の続きです‥。
4月15日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、中井久夫さんの
「オミコシというものは、なかなかひっくり返らない。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『誰かが力を抜いても、それを分散させ全体で補填するから。
社会もこうした「些細な軌道修正の積み重ね」で何とか維持されるが、
手抜きがある限度を越えると簡単に倒れると、精神科医は言う。
厄介なのはこの平衡感覚が大変動に弱いこと、さらにそこに崩壊(カタストロフ)への願望が潜むことだと。
勁(つよ)さと脆(もろ)さが表裏一体であるところに社会運営の難しさがある。
「「昭和」を送る」から。』
う~む、なるほど‥‥。
「手抜きがある限度を越えると簡単に倒れる」というのは、
なんだが「オルソン問題(集合行為問題)」のような感じがしました。
「全ての個人が協力することでより良い結果を得られるにもかかわらず、
個人間の利害対立により共同行動が阻害され、協力に失敗してしまう状況」です。
「勁さと脆さが表裏一体であるところに社会運営の難しさがある。」‥。
これこそが、マンサー・オルソンの言うところの「社会的ジレンマ」だと思いました‥‥。