「酷暑」「猛暑」「炎暑」「極暑」「激暑」「厳暑」「大暑」「盛暑」「熱暑」「焦暑」‥。
トランプのカードではありませんが、どの言葉を引いても、今夏の暑さを言い当てていると思います‥‥。
さて、今日は町立図書館に行って、7月28日(月)から8月1日(金)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この期間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。
まず、7月29日(火)は、三宅香帆さんの
「全身全霊のコミットメントは、何も考えなくていいから、楽だ。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『創造的な仕事であれ強いられた労働であれ、すべての努力と時間を一つのことに注げるのは、
苛酷(かこく)に見えても実際は楽なのだと文芸評論家は言う。
生存の文脈を一つに集約するのは、生存に欠かせない他の文脈を余計なものとして視野から外すこと。
だがそれは、家族をはじめ他の人びとのケアに負うことでしか可能でない。
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」から。』
耳が痛い「ことば」とその「解説」です‥。
私も「仕事が忙しい」という理由だけで、他のもっと大切なものから目をそらしていたように思います。
本人にとっては、実はそれが「楽」だったのですね‥。
「家族をはじめ他の人びとのケアに負っていた」ことに気づかなかった自分を反省しても、
それはもう遅かったと思うし、これからはさらに家族をはじめ他の人びとのケアに頼らなければ、
私は到底生きていけないと思います。 家族をはじめ関係者の皆さま、ご迷惑をかけて誠に申し訳ありません。
コラムを読んで、そんな気持ちになりました‥‥。