今日で、日経新聞「C世代 駆ける」の連載は終了です。
連載最終回は、グリー社長の田中良和氏(34歳)へのインタービュー記事が掲載されていました。
グリー社長の田中良和氏は、以前、「カンブリア宮殿」にも出演されたことがありますが、
当時の番組概要では、
「携帯電話向けの無料ゲームを引っさげ、創業5年で東証一部に上場。
時価総額2900億円の企業に育て上げた男」として紹介されています。
今回のインタービューにおいても、含蓄に富む語録を残されています。
『行動しない人に他人を批判する権利はない。
そういう考え方でないと幸せになれない。
「政治にリーダーシップがない」と主張する人は自分で政治をやればいい。
そうでなければ責任逃れだ。頑張りもせず、文句だけ言っていて幸せか。』
『ほとんどの人は頑張っていると思うが、自分の日常に埋没している。
社会から恩恵を受けていることを忘れず、社会のために行動しなければだめだ。
世の中に役立つことをすれば、自分もいい世の中に住める。
僕はインターネットのイノベーション(技術革新)で生活を良くしたい。』
『僕より年上で仕事をしている現役の人にはもっと頑張ってほしい。
いいところも悪いところも含めて、いまの日本を生み出した人たちだ。
何かをなし遂げる力、実績もあるはず。
頑張ってうまくいってもいかなくても、結果は次の世代に強制的に引き継がれる。
大事なのは説明だ。なぜ日本はこうなったか。
最後にきちんと事実を伝えて終わるのが役割だろう。』
この言葉の中でも特に二番目と三番目の言葉は、私にとって、とても重みのあるものでした。
「自分の日常に埋没せず、社会のために行動し、
次世代の人にきちんと事実を伝えて人生を終えることができるのか?」
回答することが難しい重い宿題を突きつけられた気がします。