しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

自由な10万時間

先日、この日記で「終活」のことを書いたら、
タイミングよく、今日から日経新聞で、「シニアが拓く」の連載が始まりました。
第一回目のテーマは、「自由な10万時間〜「終活」で築く最期の安心〜」です。

記事では「終活」について、次のように記述しています。
『安らかな最期を迎えるための準備の「終活」にシニアは精を出す。
 経済産業省の1月の調査では60歳以上のほぼ4割が
 葬儀の事前準備セミナーなど終活サービスの利用に興味を示した。』

どうやら「終活」という言葉は、社会的に認知されているようです。
知らなかったのは私だけだったのかな…?

それよりも、今日の記事で目からウロコだったのは、次の記述です。
『日本人の平均寿命は男性79.44歳、女性85.90歳。
 65歳からの人生をざっと20年と見積もれば、
 食事や睡眠を差し引いた自由時間はおよそ10万時間になる。
 勤続40年の労働時間より多い自由な時間をどう過ごすか。』

食事と睡眠を除いた自由時間を1日14時間として計算すると、
14時間×365日×20年=102,200時間
なるほど、確かに10万時間になります。

介護や病気のことを考えると、
勤続40年の労働時間よりも老後の自由時間の方が多い人は、
あまりいないとは思いますが、
それにしても10万時間と聞くと、とてつもなく長い時間のような気がしてきました。

やはり、長生きのリスクも考えて、
今から老後の自由時間の過ごし方を、考えておく必要があると思いました。

そして、今日の記事は、次の記述で締めくくっています。
『4人に1人が65歳以上――。そんな社会が目前に迫っている。
 約7000万人の団塊の世代が加わり、シニアの存在感は一段と高まる。
 先細る現役世代に代わり、シニアが日本を活気づける。』

自由時間の活用と同時に、
日本の活性化のために、シニアの旺盛な消費が必要なのかもしれません。