しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

時間との闘い

5月の声を聞いた途端に、一気に夏モードになりました。

今日も汗ばむような天気で、急激な気温の変動に、なかなか身体が順応することができません。


さて、『知的再武装~60のヒント』(池上彰佐藤優著:文春新書)を読了しました。

いつもながら、お二人の知的レベルの高さには、私はなかなかついて行けません‥‥。

それでも、本書では、これからの人生の指針となるような、次のような記述がありました。


『‥‥つまり、「知的武装」において、自分の限界を知ること、

 何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事になってくる。』(佐藤)


『この先、自分が自由に使える時間は限られているわけです。

 30代、40代なら、まだ無限に未来があるように思っていたのに、

 60歳ぐらいになるとだんだん先が見えてきます。

 日本の男性の平均寿命が81歳で、健康寿命が72歳ですか。

 日本の平均的男性なら、勉強したり活動したり出来るのは、せいぜい75~76歳まででしょうか。

 例えば65歳だったら、あと十年です。

 一所懸命に本を読んで年間四十冊だとすると、四百冊です。

 じゃあ、ある種、時間との闘いの中で、何を読むかです。

 選択と集中を考えたほうがいいでしょうね。』(池上)


う~む‥‥。(沈黙)

私は今年で65歳ですから、本をまともに読むことができるのも、長くてあと十年ですか‥‥。(溜息)

「時間との闘い」という言葉が、ズシリと胸に響きました‥‥。

知的再武装 60のヒント (文春新書)

知的再武装 60のヒント (文春新書)