『はじめてのサイエンス』(池上彰著:NHK出版新書)を読了しました。
この本は、「物理」「科学」「生物」「医学」「地学」「環境問題」という6科目のエッセンスを、
池上さんが講義形式で分かりやすく説明されている科学入門書です。
池上さんは、本書執筆の動機を「おわりに」の箇所で、次のように述べられていました。
『現代に生きる私たちは、もはや「私は文系なので」などと
尻込みしているわけにはいかないのです。科学的な思考法に欠けていると、
相関関係と因果関係を取り違えるミスもしがち。思わぬ勘違いに発展してしまいます。
とはいえ、科学にアレルギーを持つ文科系の人たちが多いのも事実。
そこで、科学(サイエンス)それ自体というよりは、
そもそも「科学的思考法」とはどんなものかを 文系の人にも理解してもらえる
入門書を書くことにしました。』
池上さんと同様に、「バリバリの文科系」である私は、
普段なら、この本のタイトルを見ただけで、読むことを敬遠してしまうところでしたが、
池上さんの分かりやすい説明のおかげで、最後まで読み通すことができました。
そして、次のような「科学的思考」を学ぶことができました。読んで正解の本でした。
次は、「宇宙」や「重力」の本に挑戦してみようと思います。
『科学とは「疑うこと」からスタートします。そこから仮説が立てられ検証されることで、
さまざまな発見に結びつき、歴史を動かし、私たちの生活を大きく変え、
そして未来をも左右していきます。』

- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: 新書
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