ビデオに録画していた「カンブリア宮殿」を見ました。
番組ゲストは、年間64億人を運び、年商3兆円に迫る世界最大の鉄道会社、
JR東日本の冨田哲郎会長でした。
冨田会長のご発言のなかで、印象に残ったことが二つありました。
その一つは、「駅」の付加価値化は、シャワー効果のように、
地元商店街だけでなく、地域全体の魅力度向上や活性化につながるということ。
二つ目は、共通乗車カード・電子マネー「Suica」のネットワーク化に、
最初に興味を示してくれたのは、あの「ファミリーマート」であったこと。
労働争議とストを繰り返し、「親方日の丸」と言われた民営化前の国鉄。
そんな「最悪の鉄道」に危機感を抱いてきたのが、元国鉄マンの冨田会長だったそうです。
「国鉄改革は “社員の心”の改革だった」と番組HPの「社長の金言」に書かれていました。
村上龍さんの「編集後記」にあった、
「民営化がもたらした、真の、イノベーションだった」という言葉は、
決して大袈裟な誉め言葉ではないと、番組を見て感じた次第です。
蛇足ですが、いつの日か必ず、