しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

真のイノベーション

ビデオに録画していた「カンブリア宮殿」を見ました。

番組ゲストは、年間64億人を運び、年商3兆円に迫る世界最大の鉄道会社、

JR東日本の冨田哲郎会長でした。


冨田会長のご発言のなかで、印象に残ったことが二つありました。

その一つは、「駅」の付加価値化は、シャワー効果のように、

地元商店街だけでなく、地域全体の魅力度向上や活性化につながるということ。

二つ目は、共通乗車カード・電子マネーSuica」のネットワーク化に、

最初に興味を示してくれたのは、あの「ファミリーマート」であったこと。


労働争議とストを繰り返し、「親方日の丸」と言われた民営化前の国鉄

そんな「最悪の鉄道」に危機感を抱いてきたのが、元国鉄マンの冨田会長だったそうです。

国鉄改革は “社員の心”の改革だった」と番組HPの「社長の金言」に書かれていました。


村上龍さんの「編集後記」にあった、

「民営化がもたらした、真の、イノベーションだった」という言葉は、

決して大袈裟な誉め言葉ではないと、番組を見て感じた次第です。

蛇足ですが、いつの日か必ず、

東京駅や新宿駅から羽田空港に直行するJR路線が実現すると思います。