しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

三本脚のイス

今日の日経新聞の「1面」と「3面」には、
政府の成長戦略に関する記事が掲載されていました。

その内容は、安倍首相が19日に、
日本記者クラブで記者会見し、6月にまとめる成長戦略の第1弾を発表したというもので、
今回は人材活用と医療に絞り、5月以降に農業の規制緩和などを加えるそうです。

成長戦略のキーワードは「挑戦、海外展開、創造」。
金融緩和、財政出動成長戦略という「3本の矢」で、
早期のデフレ脱却をめざすことになります。

成長戦略に関する「3面」の関連記事を読んでいたところ、
同じ面の下段にある、幻冬舎の新刊の広告に目が移りました。
新刊は「時間に支配されない人生」(ジョン・キム著)という本なのですが、
その宣伝文句が、「途方もない成長を遂げるための7章」となっていました。

これって、偶然かしら?うまく出来過ぎているような気もします。
広告には、序章から7章までの「みだし」というべき項目が紹介されています。

ありました。ありました。
第6章のタイトルは「創る」で、「みだし」は次のような項目です。
 ・創造は異端から生まれる
 ・つねに三本脚のイスをイメージする
 ・創造は背伸びした模倣から生まれる
 ・異質なものが集まるから美しい
 ・多数決による真実を疑う    ………ほか

う〜ん、実に素晴らしいことが書いてあります。
このまま政府の成長戦略にも使えそうではありませんか。
本を買ってみようかという衝動に駆られそうです。

『「三本脚のイス」をイメージする』という言葉は、
その意味するところが、なんとなく想像できます。
二本脚では不安定なので、三本脚で地に足をつけろ、ということでしょうか?
政府の「3本の矢」も同じですよね。