しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「ふわっとした」言葉

東京都議選が昨日(23日)執行されました。

既に報道されているとおり、
前回大敗した自民党は擁立した全員が当選、
民主党から4年ぶりに都議会第1党を奪回しました。
同じく全員当選を果たし、第2党となった公明党とともに、
過半数を大幅に上回る議席を獲得しました。

東京都議選に関するニュースを
「YOMIURI ONLINE」を読んでいたところ、
次のような記事をみつけました。

『既存政党ではすくい取れない無党派層を中心とした「ふわっとした民意」は、
 橋下氏の政治力の源泉だが、東京都議選の惨敗は、
 発言を機に、その民意が急速に離れていることを印象づけた。』

興味を持ったのは、この文章の中の「ふわっとした」という言葉です。
これって、昨日のこの日記で書いた「オノマトペ」?
「ふわふわ」だったらそうなのでしょうが、
「ふわっとした」は、たぶん違うと思います。(単なる「副詞」?)
それにしても「ふわっとした民意」という言葉は、とても「言い得て妙」だと思います。

次に考えたのが、
「ふわっとした民意」を他の言葉に置き換えると、どういう表現が適切なのか?

「曖昧模糊な民意」、「つかみどころのない民意」、それとも「根拠のない民意」?
こうして、無い頭なりに思考を巡らすと、
「ふわっとした」という言葉に、
いろいろな情報がインプットされていて、
記事を書いた方の意図とともに、その「文章センス」を感じることができます。

う〜ん、つくづく日本語は奥が深い。
おそるべき、日本語の「ミラクル・ワールド」です。