「黎明即起、醒めて後、霑連(てんれん)するなかれ」
安岡正篤先生の『活学一日一言』(致知出版社)には、この言葉が載っています。
「即というのは即座、直ちにという意味。しらじらと夜が明けてきたらすぐに起きる。
そして霑というのは「うるおう」という字、ぐずぐすすることだ。
寝床の中で、「眠いなあ、もう少し寝ていようかな。どうしようかな」
などとぐずぐずすることを霑恋という。」
そうは言っても、休日の朝は、どうしても「霑恋」とする自分がいます。
さて、スポーツのラグビーの世界でも、タックルをしてもされても「即起」して、
次のプレーに即座に移ることが大切ですよね…。
そのラグビー。今日は、関東大学ラグビー対抗戦の伝統の一戦、
「早稲田」対「明治」の試合が、満員の秩父宮ラグビー場で行われました。
結果は、早稲田が明治に24対32で敗れました。
「明治有利」との下馬評を覆すことはできなかったのが残念です。
でも、あの帝京大戦の屈辱の大敗以来、
早稲田の試合内容は、少しずつ良い方向に修正されていると思いました。
今日は、厳しいタックルで防御できていましたし、
何より明治を相手に、ラインアウトからのモール攻撃で
二つのトライを取れたことは、大きな収穫だったと思います。
さぁ、今月13日からは
全国大学ラグビー選手権大会のセカンドステージが始まります。
言葉の使い方は違うかもしれないけれど、
「黎明即起」の精神で、早稲田の再チャレンジを期待したいと思います。