先週16日に、住友生命保険が、
今年の世相を映した創作四字熟語の優秀・入選作品を発表しています。
個人情報の流出や悪用への不安から「波乱番号(波瀾=はらん=万丈)」など
政治的な問題をテーマにした力作が目立ったそうです。
その優秀・入選作品のなかで、私のお気に入りは、次のような作品でした。
・波乱番号(波瀾万丈) マイナンバー導入
・責任十代(責任重大) 18歳以上に選挙権
・柱途半端(中途半端) マンションのくい打ちデータ改ざん
・占客爆買(千客万来) 中国人観光客の爆買い
・蹴姿一貫(終始一貫) ラグビー日本代表の五郎丸歩選手のキック前のポーズ
・欧行民族 (農耕民族) 多数のシリア難民が欧州へ
いゃあ~、皆さんの柔軟な発想というか、ユーモアセンスに脱帽です。
そして、住友生命が公募する創作四字熟語は11月上旬が締め切りなので、
それ以降のニュースから考え出された創作四字熟語が、
『世界を酔わせたフィギュアスケート羽生選手の風味絶佳ならぬ
「氷身絶佳(ひょうみぜっか)」の演技に「拍手滑采(かっさい)」。
ややこしい軽減税率はお上からの「税意下達(ぜいいかたつ)」。
パリで起きた「禍情多恨(かじょうたこん)」の無差別テロに世界が揺れる。』
こちらも、コラムニストのユーモアセンスに感心しました。
一年間の出来事や世相を、漢字四文字に凝縮させるという作業は、
私には神業としか思えません。
おそらく、日本人と日本語でしか表現できないのではないでしょうか?
それにしても、この「創作四字熟語」といい、「サラリーマン川柳」といい、
どうして生命保険会社が企画されるのでしょう?
いずれも、「健康」と「長寿」に効用があるのかもしれません。