しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

健康と長寿に効用あり?

先週16日に、住友生命保険が、

今年の世相を映した創作四字熟語の優秀・入選作品を発表しています。

 

今年は、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度導入で

個人情報の流出や悪用への不安から「波乱番号(波瀾=はらん=万丈)」など

政治的な問題をテーマにした力作が目立ったそうです。

その優秀・入選作品のなかで、私のお気に入りは、次のような作品でした。

 

・波乱番号(波瀾万丈) マイナンバー導入

・責任十代(責任重大) 18歳以上に選挙権

・柱途半端(中途半端) マンションのくい打ちデータ改ざん

・占客爆買(千客万来) 中国人観光客の爆買い

・蹴姿一貫(終始一貫) ラグビー日本代表の五郎丸歩選手のキック前のポーズ

・欧行民族  (農耕民族)  多数のシリア難民が欧州へ

 

いゃあ~、皆さんの柔軟な発想というか、ユーモアセンスに脱帽です。

そして、住友生命が公募する創作四字熟語は11月上旬が締め切りなので、

それ以降のニュースから考え出された創作四字熟語が、

先週17日の朝日新聞天声人語」に掲載されていました。

 

『世界を酔わせたフィギュアスケート羽生選手の風味絶佳ならぬ

 「氷身絶佳(ひょうみぜっか)」の演技に「拍手滑采(かっさい)」。

 ややこしい軽減税率はお上からの「税意下達(ぜいいかたつ)」。

 パリで起きた「禍情多恨(かじょうたこん)」の無差別テロに世界が揺れる。』

 

こちらも、コラムニストのユーモアセンスに感心しました。

一年間の出来事や世相を、漢字四文字に凝縮させるという作業は、

私には神業としか思えません。

おそらく、日本人と日本語でしか表現できないのではないでしょうか?

 

それにしても、この「創作四字熟語」といい、「サラリーマン川柳」といい、

どうして生命保険会社が企画されるのでしょう?

いずれも、「健康」と「長寿」に効用があるのかもしれません。